古民家の再生と甲良町の“町おこし”をテーマに生まれた「藤堂高虎ふるさと館」。藤堂高虎の出生地であることから、資料館として楽しむことができる空間に。昔ながらの間取りや梁はそのままに再生されたモダンな和の家では、地元の人達によるランチの提供と地産品販売も行なわれている。
山門をくぐってすぐある、長壽庵の入り口。地元・東寺の木を使うことで、山の景色との一体感を生み出している。四季折々の風景にしっくりと馴染み、訪れる人をあたたかく迎えてくれる「化粧貫」に採用したのは、1本1本違った表情を楽しめる、風情ある変木(へんぼく)。
築100年前後の蔵のある大きな古民家を、八日市の町おこし第一弾として再生。天井からは空が見え、床が抜けた状態からの改修工事だったにも関わらず、見事に生まれ変わらせた「中心市街地まちなか交流館 HON6GARDEN(ほんろくガーデン)」には、全部で3店舗が入居している。
元々庭にあった植木を生かした、落ち着いた雰囲気のウッドデッキ。風景に溶け込むよう配置したテーブルと椅子には違和感がなく、天気のいい日はゆっくりくつろげる場所に。屋根があるため、雨の日でも洗濯物などを干すスペースとして使えるのもこだわりの一つ。
玄関を開けてすぐ広がる大きな吹き抜けホール。正面の階段は軸になる柱を吊り、職人による手刻み加工に。また、LDKはとても広く落ち着いた配色。玄関から続く中土間を通って入れる本格和室のほか、8帖ほどのフリースペースを兼ねている2階のホールも使い勝手抜群。さらにお風呂は1624サイズというゆったりサイズ。